“ことでん”高松琴平電気鉄道は、1960年以来となる新造車両の導入を来年度以降に計画しています。そのデザイン案が発表されました。
(高松琴平電気鉄道 植田俊也社長)
「当社の最大の懸案でもございます、老朽車両の代替策として、2025年度以降に新造車両の導入を進めたいと」
“ことでん”が会見を開き発表したものです。新型車両の導入は来年度以降の計画で、具体的な時期や車両の数は調整中としています。外装は3つの案があり、利用者の投票でデザインを決めるということです。
(高松琴平電気鉄道 植田俊也社長)
「デザイン1はダイナミック、力強く跳躍する『ことちゃん』のような装い。デザイン2はフレッシュ、香川の新しい風を感じさせる斬新な装いというキーワードです。デザイン3はスタイリッシュ、空と海の出会いを表現した未来的な装いということでございます」
また、内装は緑色を中心に温かみを演出。座席は1人分の幅を広めにとりゆったりと座ることができるほか、バリアフリーへの対応も強化されます。“ことでん”は、現在保有する80両すべてが製造から45年以上経過しており、車両の更新が喫緊の課題でした。新しく車両を造るには1編成2両で5億円ほどかかると見込まれていて、国と香川県、沿線3市4町の支援を受けることで調整が進んでいるということです。
(高松琴平電気鉄道 植田俊也社長)
「これから数十年間、讃岐路を走っていくわけです。長く地域の皆さんに愛していただきたい車両ということで、沿線の皆様方やご利用のお客様のご意見を頂戴したいと」
外観のデザインの投票は今月(12月)27日から来年2月15日まで受け付け、結果は来年3月中旬ごろに発表されます。