高倍率は一時的?「本格的に準備した人だけの戦いにシフト」

しかし、「狭き門」が予想されたことから、この学習塾ではおととしの段階で中高一貫校への進学をサポートする対策コースを設置しました。今回の明和の志願倍率17倍については…

(佐鳴予備校 阿部和道講師)
「15~16年前に埼玉県で公立中高一貫校が初めてできた時、その時も(一部は)18倍弱だったので、予想通りの倍率というのが率直な感想。『自分も力試しをしてみたい』という受験者が多く出ることは予想されていた。出願がすごくしやすい受験」

講師の阿部さんはこれまでの首都圏のケースを振り返り、初年度の倍率は高くなる傾向があるといいます。次年度以降はどう予想されるのでしょうか。

(佐鳴予備校 阿部和道講師)
「(試験では)本格的な分析力や表現力、そういったものが求められる世界。本格的に準備した子たちだけの戦いにシフトしていくので、倍率は収れんされていくと思う」