麻央さんに叶えてあげたかった夢「よかった、見ていてくれた」

 プライベートの團十郎を知る人物としてVTRで登場したのは、市川ぼたん(13)と市川新之助(11)。素顔の父について、新之助が「迫力は…ないですね。包み込んでくれる感じが強いです」と語れば、ぼたんも「ゲームしていると一番悔しがるのは父です。“パパ=かわいい”っていう印象が強いんです」と打ち明ける。その様子からは、わが子を愛情いっぱいに育てる父の顔が浮かび上がってくる。

 2人にとって、今も父と同じくらい大きな存在なのが、母・麻央さんだ。ぼたんは「将来『これになりたい』っていうのがなかった時、(麻央さんがブログに記した)『なりたい自分になる、人生をより彩り豊かなものにするために。だって、人生は一度きりだから』を見て、新しい一歩を踏み出せた。その言葉に背中を押された」という。2025年1月の初春大歌舞伎「双仮名手本三升 裏表忠臣蔵」では、團十郎が4役を演じ分けるほか、ぼたんも出演する。

 そんな麻央さんについて、團十郎自身が思いを語る場面も…。およそ9年前、新之助が2歳8か月で初めて舞台に上がったとき、その様子を客席で見守った麻央さん。團十郎はインタビューの席で当時の映像をあらためて目にし、「麻央が初お目見得を見ている舞台。それが一つの僕の夢だったんですよね」と振り返った。

 そして「自分の息子や娘が歌舞伎の舞台に立つ姿を初めて見るとき、母親はすごく幸せなんだろうなっていうのを、自分の母やほかの方を見ていても思っていたんです。麻央にも絶対これを体験してもらいたいと思っていたんです。今見たら、映像として残っていたんですね。よかった、見ていてくれたんだな」と、深い愛情をにじませた。