日本と韓国が防災の分野で連携と協力を進めようと、韓国の自然災害対応局長が香川県庁を視察しました。
香川県庁の災害対策本部を訪れたのは、韓国行政安全部のパク・ヒョンベ自然災害対応局長ら4人です。パク局長らは、きのう(9日)、高松市で開かれた日韓防災会議に出席したもので、香川県では月に1回の初動訓練に加え、南海トラフ地震などを想定した実践的な訓練も年2回実施していることなどの説明を受けました。
これに対し、パク局長は、参加者が事前にシナリオを知らされない訓練の方法に興味を示し、「韓国でもやってみたい」と述べました。日韓防災会議では、能登半島地震への対応や韓国における避難所環境の整備などをテーマに意見が交わされたということです。