受刑者から返ってきたのは初めての謝罪「都史くんもやっと安心できる」

森田さんの思いを中村受刑者はどう受け止めたのか。約3週間後、森田さんのもとに「返事」が送られてきた。
【中村受刑者からの返事】
「事件を起こした日はとんでもないことをしたと後悔や悲しい気持ちになる。取返しのつかない事をした日です。毎年2月5日には被害者に手を合わせています。すみませんでした」
また森田さんが問いかけた謝罪や賠償の意思については次のように書かれていた。
【中村受刑者からの返事】
謝罪の意思はあります。謝罪の手紙を書いて、親に送ります。慰謝料の支払いの意志もあります。支払い計画は親と相談します。
返事に書かれていたのは中村受刑者からの初めての「謝罪」。そして賠償についても支払い計画を『親と相談する』とし、改めて手紙を送ると回答した。
森田さんはこれまで分からなかった受刑者の考えを知ることができ「大きな一歩になった」と話す。