軍艦島の北「中ノ島」とは?

上陸できるうちに見ておきたい軍艦島の光景。軍艦島を訪れた時に見ておいてほしいポイントを聞くと、意外な場所を教えてくれた。
「軍艦島は岩礁の島。埋め立てて今の形になっている。島の中央にある岩がもともとあった島。そして、軍艦島の北の方に岩山の島がある。名前は中ノ島。中ノ島は護岸で囲まれていたが、メンテナンスしていなかったので、元々の岩山に戻っている。軍艦島も時間が経つと中ノ島のようになる。いわば、未来の軍艦島。軍艦島と中ノ島をセットで見て欲しい。」
かつては人口密度日本一の島
日本の近代化を支えた軍艦島。良質な石炭が取れたことから多くの人が集まり、最盛期の1960年には約5300人もの人が住み、日本一の人口密度を誇った島。日曜劇場を見ながら、島全体に充満していたエネルギーを感じつつ、その往時を伝えるコンクリートの建物が残っている今のうちに、軍艦島のシルエットをこの目に焼き付け、栄枯盛衰の島の歴史に思いを馳せたい。
■RKBラジオ「田畑竜介GrooooowUp」パーソナリティー・田畑竜介
■出水享(デミー博士)
福岡県出身 1979生まれ 土木学者 土木タレント 博士(工学) 防災士
内閣府地域活性化伝道師 総務省地位力創造アドバイザー 軍艦島研究15年
軍艦島3Dでグッドデザイン賞 国土交通大臣表彰