「食品ロス」を減らそうと、厚生労働省は飲食店などでの食べ残しを衛生的に持ち帰るための初めてのガイドラインをとりまとめました。
食べられるのに捨てられてしまう食べ物、いわゆる「食品ロス」が2022年度、日本国内では推計472万トンとなっていて、外食産業では客の食べ残しによる「食品ロス」の削減が課題となっています。
きょう行われた厚労省の検討会で、「持ち帰りは自己責任であることが前提」としたうえで、店側が示す食中毒などを防ぐための注意事項を守るべきとするガイドラインがとりまとめられました。
店側が判断したうえで、持ち帰りが可能な食品として検討するものとしては、▼十分に加熱されているもの、▼常温で保存が可能なもの、▼水分量が少ないものをあげています。
また、料理を持ち帰る際の容器は店側が用意をしたうえで、移し替える作業は基本的に客自身で行うとしました。
ガイドラインの対象にはレストラン・居酒屋といった飲食店のほか、ホテルでの宴会なども含まれます。
消費者庁が作成する法的な取り扱いについてのガイドラインと統合したうえで、来年度から運用する予定です。
注目の記事
【 山本由伸投手 】中学時代のチームの後輩は「並レベルの選手に見えていた、本当にあの人?(笑)」出身の東岡山ボーイズの選手たちは「山本選手みたいに世界を代表するピッチャーになりたい」【ワールドシリーズMVP】

強度行動障害のある28歳息子と初めて離れて暮らす決断 「自分たちが世話が出来なくなる前に」両親はパニックに対応できる施設を6年間探す...届いた「受け入れ可能」のメール

“ニセ警察官”から記者に詐欺電話「保険が不正使用されている」だまされたふり続けると“事情聴取”も…【特殊詐欺手口の全貌】

爆買いした戦闘機、その後どうなった? 膨張する“防衛費”国民生活への影響は【報道特集】

思春期中学生の10人に1人 朝起きられないのは「怠け」ではない~中高生に増える起立性調節障害~「当事者親子の声」

「骨が折れやすい難病」9歳の少年 YouTubeで出会った“憧れの先輩” 骨が折れても――始まった挑戦と、亡き母の思い

  







