議会の議場や仙台市内の小学生を無断で撮影した動画が、中国のSNSに投稿されていた問題です。宮城県の多賀城市議会では、中国語などで撮影禁止と書いた張り紙をするなどし再発防止に向けた対応をしています。

千葉陽太記者:
「議場の無断撮影を受けて、多賀市議会では撮影禁止を知らせるポスターを4か国語で作成し、傍聴席に設置しています」

今年9月、中国のSNSに投稿された動画。一般質問が行われていた多賀城市議会の議場を無断で撮影したものです。撮影と投稿をしたのは、中国人インフルエンサーの男性と見られています。

多賀城市によりますと、この男性は整理券を受け取り正式な手続きをして傍聴していたと見られますが、撮影の許諾は得ていませんでした。

多賀城市議会では、一般傍聴者による撮影は原則禁止となっていて、議会では7か所に日本語に加え中国語、英語、韓国語で「撮影禁止」と書いた張り紙をして対応しています。

多賀城市議会 森長一郎議長:
「ただただ困惑。納得できる理由であれば許可しますが、それ以外については許可をしていないのが現状です、その辺は守ってもらえれば。それを伝えることが大事」

投稿した中国人男性はほかに、仙台市内で児童を無断で撮影した動画に加え、石巻市や塩釜市の庁舎内を撮影した動画もSNSに投稿していました。