古い写真を分析することで時間旅行を体験する「写真でタイムマシーン」。今回は端島=軍艦島を襲う台風の貴重な写真です。「端島小中学校同窓会」より画像の提供をいただきました。「画像付きで読む」で読んでください。

端島=軍艦島

端島は長崎港の南に浮かぶかつての石炭の島で、狭い島の中に炭鉱従業員など最大5200人が住んでいました。

写真からも伝わる恐怖 端島の台風

端島の南端に打ち付ける台風の高波です。

波の高さ、一体何メートルあるんでしょうか?しかもこの阿鼻叫喚の様子を、島民の方はアパートの上から眺めています。

四方から島を襲う波ー

軍艦島のいわゆるへさきの部分に打ち付ける台風の波。自然の驚異です。

こんなに巨大な波が台風襲来中には何発も島を襲ってくるんです。しかもこれに音が加わります。おそらく我々が聞いたことがないような波の音、風の音だったと思います。

状況がわかりづらい夜であったりすれば、恐怖心はさらに増加します。恐ろしさは並大抵のものではなかったでしょう。