川崎町の小学校で視覚障害者による特別授業が行われました。児童たちが視覚障害者と盲導犬との生活や盲導犬の役割などについて学びました。

川崎町立富岡小学校で行われた特別授業では町出身で視覚障害のある佐藤長一さん(59歳)が3年生の児童11人と保護者らに盲導犬との生活について説明しました。佐藤さんは50歳の時に視覚障害者となり53歳の時から盲導犬の「オルフ」と暮らしています。

佐藤長一さん:
「食べ物は決まって、量をはかっているし水もコップで1杯半と決めているのでおなかを壊したことは6年間で1回もない」

児童たちは町で盲導犬を見かけても触らないことや餌をあげないことなどを学んでいました。また、佐藤さんとオルフが曲がり角で止まったり障害物をよけたりするデモンストレーションを披露しました。

児童:
「(盲導犬が)わからない道とか角や段差を教えてくれたり、目が見えない人に盲導犬は必要なんだなとわかった。」


佐藤長一さん:
「盲導犬といると楽しい、いろんな事を教えてくれる。和気あいあいとやっているところを見てもらいたい。」

盲導犬は10歳で引退となるため佐藤さんは、現在9歳の「オルフ」とあと1年で別れることになるということです。この授業は町の社会福祉協議会が企画したもので児童たちは視覚障害者や盲導犬への理解を深めていました。