若い力に地域も応援
2日には臼杵市の魅力をアピールする強力な助っ人が来店しました。「堀さんが足繁く通ってくるうちに仲良くなった」と笑顔で話すのは、「臼杵観光センター・うすき皿山」代表の宇佐美裕之さん。江戸時代に途絶えた幻の焼物を現代版臼杵焼として蘇らせた人物です。

この日、臼杵焼作りが体験できるワークショップが開催され、事前予約した10人が参加しました。宇佐美さんは菊や桜の形をした箸置きの作り方を教えながら、臼杵市の歴史や文化、観光情報を紹介し、参加者との交流を楽しみました。
埼玉県川口市から参加した佐藤智子さん「臼杵焼の名前は聞いたことがありましたが、実際に器を見たり、作品づくりを体験できたりする機会があって、とても感激しました。ぜひ一度現地にも行ってみたいです」

ワークショップ終了後、宇佐美さんは参加者に対して、うすきフェアで売られている商品の特徴を詳しく案内して、堀さんの活動をサポートしました。
宇佐美さん:
「10年前に復活させた臼杵焼も東京の大分県人会をはじめ、多くの人に応援していただき、知名度があがっていった。今回、堀さんのような学生が企画して、地域の魅力を発信してくれることは素直にうれしいし、自分にできることはお手伝いしたいと思う」
堀さん:
「地元大分が大好きで、東京でもその魅力を発信したいと思ってきました。この活動を通じて、これからも色々な地域のことを学びながら応援していきたいです」
東京駅前に一夜限りのスナック
そして10日(火)には、臼杵らしい温かい一杯を届けようと、一夜限りの“味噌汁スナック”をオープンする予定です。堀さんの様々なエピソードを聞けるだけでなく、参加者同士の交流も楽しめるとのこと。「シメ」は、臼杵の味噌でつくった味噌汁を提供します。

堀さん:
「スナックは“人の輪が次から次へと繋がっていく”あたたかい場所なんです。そんなひとときを届けたいと思っています」
なぜ企画展でスナックを開こうと思いついたのか?“綾花ママ”に直接聞いてみてはいかがでしょうか。「うすきフェア」は12月15日(日)まで開催。“味噌汁スナック”(定員20人:事前予約制)は10日午後7時にオープンします。