波田小学校 三輪千子(みわ・ちこ)校長:
「これが平成23年3月22日、松本市の教育委員会からいただいた松本市文化財指定書です」
文化財に指定されていることで、簡単に伐採するわけにはいかないのです。
江戸時代、一帯には「御林(おはやし)」という松本藩が管理する保護林が広がっていました。

いまも波田小学校の校舎やグラウンドの周りにはアカマツおよそ450本が育っていて、今から50年ほど前、合併前の波田町の文化財に指定。
秋には地元住民と児童が協力して「こも巻き」をするなど地域のシンボルとして親しまれてきました。
市の文化財課では樹木の専門家とともにアカマツの生育調査を定期的に行っていて、今年も松枯れした大木を一本伐採しました。
そして、問題の大きくせり出して育ってしまったアカマツ。
文化財課の担当・百瀬さんは特にこの木は注視しているといいます。