霧島連山の新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震が増加しています。気象庁は、活動がさらに高まった場合は、噴火警戒レベルを1の「活火山であることに留意」から2の「火口周辺規制」に引き上げる可能性があるとして、今後の情報に注意するよう呼びかけています。


気象庁によりますと、新燃岳では、10月下旬頃から火口直下を震源とする火山性地震が増加しています。11月25日以降、火山性地震は次第に減少していましたが、きのう12月2日から再び増加し、火山活動が次第に高まってきています。火山性地震は、きょう3日午前8時までの前1時間で16回、前の24時間で63回発生しました。

噴煙や地熱域、地殻変動の状況に特段の変化はないということですが、火山性地震が増加していて、気象庁は「今後火山活動がさらに高まる可能性がある」として、今後の情報に注意するよう呼びかけています。