東京・江戸川区にある“毎日が火事だ”と話題の炭火焼き弁当店。お客さんが引き寄せられてしまう煙には“懐かしの香り”がありました。
■「年中ボヤみたい」 “炭火焼き”にこだわる弁当店
「前を通ると火事かと」「年中ボヤみたい」
今SNSでこんな声が上がる話題の店。“1年中燃えている”という店に向かってみると白い煙に包まれた怪しい建物が…

実は炭火焼専門の弁当店、その名も「鯖の助」。謎の“白い煙”の正体は“炭火で焼く魚の煙”だったのです。
鯖の助店員
「ただいま焼き時間、1時間いただいております」
1時間待ちの超人気弁当店。もちろんお目当ては、店名にもなっているコレです。
お客さん
「今日はサバ!大体サバ」「サバさん!」

約30センチもある大きなサバの文化干しを、備長炭が待つステージへ。焦げないように何度も何度もひっくり返すことで“炭の香り”をまとわせると皮はパリっと…身はふっくらジューシーに。

思わず進んじゃうご飯はてんこ盛り。「サバ弁当」お値段700円です。
男性客は我慢できずに、車に乗るやいなや実食!

男性客
「普通のサバ食べられなくなりますよ」
すると1時間後…また買いに来た!?
Nスタ
「え、どどどういうことですか?ま、また食べるんですか?」
男性客
「これは夕飯に食べます!」
そんなお客さんにと、看板メニューのサバは…
鯖の助店主
「1回目来て、サバ食べました。2回目来て、サバみりん食べました。3回目来て、サバ味噌食べました。最後に大きいサバ食べました。楽しみがあるじゃないですか」

干物の高級ブランドの特大サバ開きなど、なんとサバだけで4種類。“炭火の焼き魚”にとことんこだわる店主はどんな人なのか。
ーー何の魚が1番好きなんですか?
鯖の助 川和秀動 店主
「サバって言うしかないでしょ」
サバだけではなく、脂ののった「ホッケ」や、香ばしく焼けた「シャケ」も弁当に。ふっくらとした「うなぎ」に、「手ごねハンバーグ」や豚肉まで、約30種類の「炭火焼き」がのった弁当を1人で調理。

時には火が勢いついちゃって、火消しなんてことも。
焼き立ての魚にこだわっているため、1日のお弁当は約500個に限定。昼のお弁当を買うついでに夕飯用にと単品の焼き魚を注文する人も多く、“売り切れ必死の争奪戦”が勃発するのです。
ーー何個買いました?
お客さん
「今日は5個です。サバと共に帰ります」
買えれば天国!ですが…
店員
「今日もう(売り切れで)受付が終了しちゃったんです」
お客さん
「え!?終わっちゃったんだって」
売り切れていたら“地獄”のおかず抜き。