祭りやイベント、初詣など、思い出を彩るのは出店の食べ物かもしれません。しかし、アレルギーなどでみんなと一緒に楽しめないという人のために、高校生らが調査を続けています。手探りで課題に取り組む高校生の姿を追いました。

生徒聞き取り調査
「例えばなんですけど、アレルゲン物質が書いてあったりとか原産国が書いてあったりとか添加物が書いてあったりとか…やっぱり、アレルゲン物質とか書いてあったら選びやすいかな」

アンケート用紙を手に聞き取り調査をするのは山口県立下関西高校の生徒です。
この日は下関市内のイベント会場で、訪れた人たちにイベントでの食べ物について考えを聞き取りました。

下関西高校探究科2年生 中田銀時さん
「露店に関して食材の情報、例えばアレルゲン物質だったりとか添加物だったり、原産国など記載がないんですけど、それで困ってる人がいるんじゃないかって、それで困っている人がいるんじゃないかって私たちは考えて、それを解決する方法を模索しながらアンケートを行って情報収集を行っています」

外国から来た人をもてなしたり、留学先でイベントを楽しんだりするとき、食べ物が壁になることはないのか。

おもに英語を中心に学習を進めている生徒たちは、そうした心配を研究対象に、調査を始めました。