苗字の一部が「●」で表示?実際にあった「マイナ保険証」のトラブル

青森県保険医協会 津川信彦 会長
「本人というのを、こちらのコンピューターが把握できないということが起きている。資格を確認できないとなれば、私たちは診療ができない状態に入りますので…」

開業医の63%が加入する全国保健医団体連合会が、実際にあったマイナ保険証のトラブルに基づき作成した動画。病院を訪れた患者の名前が、一部「●」で表示されています。

例えば、苗字の山崎の「崎、﨑」、高橋の「高、髙」など、標準の字体とは異なるものの読み方が一緒の漢字があります。この「崎、﨑」や「高、髙」の文字が機械で読み取れずに画面上には「●」で表示されました。

山崎の「崎、﨑」が読み取れず「山●」と表示された場合、病院では訪れた人に確認しようにも、「山田」や「山本」などの苗字も考えられるため、どう呼び出して確認するべきか対応に迷いや遅れが生じます。トラブルは他にも…。