この『危険運転致死傷罪』をめぐっては、新たな動きもありました。

法務省の検討会では、危険な運転に対してより厳しく対処するため、交通事故の被害者遺族へのヒアリングなどを行い、“要件の見直し”に向けての議論を進めてきました。

11月27日に取りまとめられた報告書では、飲酒運転で正常な運転が困難な状態に当たると言える“アルコールの数値基準”や、交通の状況などに関わらず危険性が認められるといえる“速度の数値基準”を設け、「危険運転の処罰対象」とすることなどが考えられるとしています。
この報告書の内容を踏まえ法務省では今後、必要な法整備に向けた具体的な検討を進めるとしています。