起訴内容を認めた母親 初公判は…

起訴内容などによりますと、八戸市柏崎4丁目の無職・宮本菜々美被告(22)は、内縁の夫で同居する関川亮被告(32)とともに2024年1月、5歳だった娘の望愛(のの)ちゃんを、浴室で服を着せたまま水をかけて、約4時間半放置して死亡させた罪に問われています。

26日に青森地裁で開かれた初公判で、宮本被告は起訴内容を認めました。
その上で「濡らして放置したか完全には分からないが、もしかしたらしていたかもしれない」と述べました。

冒頭陳述で検察側は、宮本被告は浴室で倒れていた娘を発見し、消防に通報したものの、その際「お風呂で目を離したすきに溺れた」とうその説明をしていたと指摘しました。
これに対して弁護側は、宮本被告が関川被告から暴力を受けていて、矛先が自分に向くことを恐れていたことや、望愛ちゃんを浴室に連れていき、水をかけたのは関川被告で、事件において宮本被告は従属的な役割だったことなどから減刑を求める主張をしました。
判決は12月10日に言い渡される予定です。