これまでに通報した盗撮は150件を超える…

盗撮などの違法な画像や動画の売買、拡散といった被害をネット上でパトロ―ルしている永守すみれさんは指摘します。

ひいらぎネット代表 永守すみれさん
「(盗撮は)全国どこでも起きている問題で、遠い世界の話ではないっていうふうに思ってもらえたらと思います」

「まわりの若年層を見ていると、写真を撮る、動画を撮る、というのがもう日常の一つの行為になっている。その中で他人を撮ってしまうこと、盗撮っていうのも、もしかしたらハードルが低くなっているのではないかと感じています」

さらに、盗撮は撮られた瞬間だけではなく、その後も、加害が繰り返されしまうケースが多いといいます。

ひいらぎネット代表 永守すみれさん
「盗撮画像が単純に撮影した本人のデバイスの中にとどまらず、ネットで公開されて、広く出回ってしまうということは本当に頻繁にありまして、そうなった場合、被害画像が何年も何年も流出し続けてしまう、被害が長引いてしまう可能性があります」

永守さんは、インターネット上で発見した盗撮画像に映る制服などの情報から、どの地域の学校で発生したかを特定し、警察や学校に通報しています。これまで通報した件数はおよそ150件です。

特に最近注視しているのは、友人などとメッセージをやりとりするチャットのツールです。