被害者保護の観点で 当事者以外に報告しない
ひいらぎネット代表 永守すみれさん
「とにかく学校の中で撮影されたものっていうのは、必ず被写体が高校生であるというのが、ある意味担保されているものになっているので、ある種プレミアがついていて、大人が高校生に『学校内での盗撮買います』と言ったり、投稿している人に対して、もっと投稿するように促している書き込みがされています」

投稿の中には、『盗撮をしたら報酬を用意する』といった加害をあおるような投稿もありました。

ひいらぎネット代表 永守すみれさん
「やっぱり大人にとっての金銭感覚と、子どものそれは全く違うので、数千円といった金額でも犯罪行為に手を染めてしまう。やってみようかなと心が揺らいでしまう子どもが出てくるんじゃないかと危機感を持ってます」

県内の高校の盗撮被害者は警察に被害届を提出しました。
学校では10月、保護者説明会が開かれましたが、対象となったのは一部の保護者のみで、盗撮の事実を知らない人のなかには困惑した人もいたということです。
ひいらぎネット代表 永守すみれさん
「被害が起きたことを『知らなかった』『知らせてもらえなかった』という事例は結構あって、後から知って『もしかして自分も映っているんじゃないか』と不安感を感じる生徒さんや保護者の方も多いようです」
学校で盗撮が起きた場合、被害者保護の観点から“当事者以外に報告しないケース”は多いと永守さんは話します。