「初めて」ならではのユニークさ…?! そしてお店は個性的!

初めての事業ということで、ちょっと変わったポイントも。1つめは、“地味” な始まり方。

午前10時の開業時間に、派手な演出は一切なし。三角コーンが取り除かれて、本営業が始まりました。

拓興産 田中慎一郎 課長
Q. きょう10時にオープンですけど、くす玉割りとか、テープカットとか…
「全くないです。はい。オープンのときに何人来たよとかっていうよりも、本当に長く愛されて使ってもらえるかっていう方が、ぼくは大事だと思っていまして。で、『気づいたらオープンして、気づいたらみんな使っていた、というところを目指せたらいいなと」

とはいえ、お店の個性は決して地味ではありません。専門店がぎゅぎゅっと集まった「大州生鮮市場」の野菜売り場では、試食販売もあります。

三ツ星青果 緑 金谷琴美 さん
「ダイコン、ぜひ食べてみてください」

田村友里 キャスター
「これ、生のダイコンですか?」

金谷琴美 さん
「はい。もう切っただけです。こちらの、和歌山のミサトさんファームの登竜門大根っていう…」

田村友里 キャスター
「いただきます。わあ! すごいみずみずしい。甘っ! 生でこの甘さですか?」

金谷琴美 さん
「寒くなったらもっともっと甘くなって、初めて食べたら、えっ、梨?みたいな…」

田村友里 キャスター
「すごいおいしい」

飲食店の中には、水産業者直営のカキ小屋も…

田村友里 キャスター
「すごい大きい。江田島のカキなんですって。立派なカキ。すんごいいい香りする。いただきます。おいひー! 身がしっかりしている。食感もいいし、本当においしいです」

牡蠣と肉 寺本 山口和年 店長
「『鍛え牡蠣』という、けっこう厳しく育てたカキなので、臭みもなく、クリーミーで、食べやすいと思います」

ちょっと変わったポイント、2つめは、そのコンセプトです。テーマは「食・教育・循環」ということで、料理教室ができるキッチンや学習塾、パルクール施設と、体験型のテナントも充実しています。

BBQや結婚式もできるというガーデンには、施設内の生ゴミを減らすための実験的なスペースも確保されていました。

モリノス責任者 生原誠之 さん
「調理くず、やっぱ出ますよね。その調理くずをこの中に入れて、混ぜてコンポストするといい土ができてきますので。ここを循環させると」

田村友里 キャスター
「ここで堆肥を作って、実際に。使われるってことですね」