今月はがんの早期の発見・治療を呼びかける「がん征圧月間」です。
宮崎県内の女性に限定した部位別のがんの罹患者数ですが、乳がんになった方が859人と突出して多い状況です。

乳がんは、日本人女性の9人に1人がなるがんと言われています。
今回、仕事や子育てに励む中、乳がんを患った女性に話を聞きました。
定期健診で1センチ程度のしこりを
宮崎市でボディセラピストとして働く後藤恵美子さん(43歳)。
息子3人を育てる母親でもあります。
後藤さんは去年11月、乳がんと診断されました。
(後藤恵美子さん)「乳がんですよ、って言われたときはびっくり」
7年前に子宮頸がんの検診で、異常が見つかったこともあり、婦人科系の検診を定期的に受けていた後藤さん。
乳がんと診断されたときのしこりは1センチ程度で、ステージは1でした。

(後藤恵美子さん)
「先生に『こんな初期で見つけてくれてありがとうございます』って言ったんですよね。
そうしたら、先生が『後藤さんがちゃんと定期的に検診に来てくれてたから違いが分かったから発見できたんだよ』と。
定期的に(検診を)受けることは大切だなあ」

支えてくれた乳がん経験者
初期で見つかったものの、不安はあったという後藤さん。その時支えてくれたのは、周りにいた乳がん経験者でした。
(後藤恵美子さん)
「乳がんの人に聞いて『どうだった?』って、アドバイスを受けて自分を安心させる。
『今もスポーツできてるの?』とか、『ちゃんとまた動けるようになるんだ』、そういう安心感を身近な人から聞けたからよかったなって思ってます」