■伝統の「これから」
今は基本の胴に花を描く五本柄を練習しているそうですが、温海こけしの特徴でもあるクリっとした大きな目がきれいに描かれています。


顔の絵付けは静かになった夜に集中して描いているそうです。
津田さんは作品を年内か年明けには販売を始めたいとしています。今後、どんな新しい温海こけしを生み出していくのか楽しみです。

温海こけし工人 阿部進矢さん(87)「隆くんは隆くんなりに、俺の(後を継ぐ)4代目というより、自分なりに温海こけしをつないでいくってだけ、継続していくっていう気持ちで作ってもらえればいいと思う」

温海こけし後継者 津田隆さん(65)「温海こけしも叔父もみんなに好かれているので、それを引き継いで皆さんに好かれてかわいがってもらえるようなこけし、こけしがあるだけでほっとするような、そんなこけしを作れたらいいなと思います」
