■しかし、難しい!

津田さん、物作りが好きと言っても何もかもはじめての事ばかり。取材に訪れた日は本格的に修行を始めてから10日ほどしかたっていないこともあって、難しさを実感しているようでした。

温海こけし後継者 津田隆さん(65)「絵付けに関しては、顔を描くのはやっぱり緊張しますね。目(を描くの)が緊張するというか。あとは木地作るときは首が一番神経を使いますね。最後の仕上げの時に首が」

まだ創作を始めて間もない津田さんですが、叔父の阿部さんは、津田さんの作品にキラリと光るものを感じています。

温海こけし工人 阿部進矢さん(87)「まだ胴は本格的でないけれども、目は私の若い頃の目になってるからね。目だけはいつも褒めてるんだ」 
Qこの目がいい?
「目はいいね。俺、大好きだ、この目は」

津田さんからこれまでに作ったこけしを見せてもらいました。