致死率の高い変異株が感染拡大 WHOが緊急事態を宣言
「エムポックス」は、かつて「サル痘」と呼ばれた感染症で、2022年に欧米を中心に流行。日本でも、200人以上の感染が報告されました。

エムポックスウイルスには、致死率が高いとされる「クレード1」と、致死率が低い「クレード2」の大きく2つの系統があります。
2022年に世界的に流行したのは、「クレード2」のウイルスでした。
流行は一時収まったものの、「クレード1」の新たな変異株の感染が、今年に入ってコンゴから広がっていることから、WHO(世界保健機関)が“緊急事態宣言”を発表。

今年8月にアフリカ以外で初めてとなる感染例がスウェーデンで確認されました。その後、10月にはイギリス、先週にはアメリカで確認されるなど、今年だけで2万人以上の症例が報告されています。
特に懸念されるのが、子どもたちへのリスクです。