水ぶくれを伴う発疹が特徴の感染症「エムポックス」。おととしには、日本でも200人以上が感染。今年、流行しているものは子どもの致死率は5~10%とも言われています。WHOから“緊急事態宣言”が出る中、その震源地のコンゴ民主共和国を取材しました。

「エムポックス」感染拡大の震源地へ

豊かな鉱物資源に恵まれ、急速な経済成長を遂げているコンゴ民主共和国。アフリカ大陸第2位の国土と、9900万人を超える人口を有します。

そのコンゴでいま、「エムポックス」の感染が拡大しています。首都・キンシャサの病院にある、「エムポックス」患者専用の病棟を訪ねました。

ここで治療を受けているのは28人。通された小さな部屋には、女性たちが横たわっていました。扇風機だけで暑さをしのいでいます。

記者
「病室には4人が寝ていますが、十分なスペースもなく、とてもじゃないですが快適な空間だとは言えません。治療に適した空間だとは、とても言えないような環境になっています」

女性に目をやると…

記者
「エムポックスの特徴である、体中に発疹ができています」