企業が自治体に寄付する「企業版ふるさと納税」。最近よく聞くワードですが、私たちが利用できるふるさと納税とは違います。地方を応援するという趣旨は個人版ふるさと納税と同じですが、制度の内容は異なっています。実は、昨年度、寄付を受けた額で、宮城県が全国1位でした。なぜ。宮城は1位になったのか、そして、この「企業版ふるさと納税」の仕組みとは?
「企業版ふるさと納税」で遊具を整備
宮城県蔵王町の認定こども園にある滑り台や砂場、そして二人用の三輪車です。今年3月に整備されました。子どもたちに大人気です。

園児:
「滑り台楽しい」「ゾウさんの(滑り台)かわいい」
保育教諭:
「小さい遊具が増えて、小さい乳児部の子どもたちも安心して遊べる遊具になっています」
この遊具「企業版ふるさと納税」を財源にして整備されました。

蔵王町まちづくり推進課 我妻健係長:
「『遊具あったらいいんだけどな』という声いただいていたが、財政事情が厳しくてどうしても導入することのできない状況だったんです。そんななか企業様から、これ子ども向けに使ってくださいっていう寄付をいただきまして、それを活用してやっと導入することができた」