金属ケーブルを切断するケーブルカッターを正当な理由なく隠し持っていた金属盗対策法違反の疑いで逮捕されたベトナム国籍の男性3人について仙台地方検察庁は12日付けで不起訴処分としました。

不起訴処分となったのはいずれもベトナム国籍で住所・職業不詳の32歳の男性と27歳の男性、それに44歳の男性のあわせて3人です。

男性3人は今年9月5日、蔵王町内のコンビニエンスストアの駐車場で正当な理由なく指定金属切断工具のケーブルカッター2つを車内に隠し持っていた金属盗対策法違反の疑いで逮捕されました。金属盗対策法は、太陽光発電所などの金属ケーブルを狙った窃盗事件の急増を背景に今年9月に施行され、逮捕者が出たのは今回が初めてでした。

仙台地方検察庁は、この男性3人について12日付けで不起訴処分としました。仙台地検は「公訴を維持するに足りる証拠を収集するに至らなかった」とコメントしています。