なぜ2か月気付かず?背景に「引継ぎ不足」「勘違い」

市によりますと、以前、この車は岱明支所で鍵の受け渡しをしていましたが、夜間は職員が不在で鍵の受け渡しができないことから、去年4月に夜間も警備員が常駐している岱明町公民館での管理に変更しました。

この際に車検の満了日などが明確に引き継がれず、本来、車検期間を確認すべき岱明町公民館の担当者も、車検費用の予算を組む市の防災安全課が確認をすると勘違いしてたことなどが原因だということです。

市が所有する他の「青パト」4台に問題はありませんが、今回車検切れだった1台は運行再開の見通しが立っていないということです。

市は11月12日に熊本県警玉名署に車検切れについて届け出ています。

市民10人が運転「車検切れで運転」の罰則は

一般的に車検切れの車で公道を運転した場合、運転手は免許停止などのほか、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金が科される可能性があり、車の所有者も罰金が科される恐れがあります。

玉名市は「車検の確認体制を強化するなどして再発防止に努める」としています。