2度の地震で大きな被害を受けた仙台城跡の石垣で16日、積み直し作業の見学会が開かれました。
仙台城跡で開かれた見学会には、市民や観光客らが参加し本丸北西の石垣の復旧工事について説明を受けました。

仙台城跡の石垣は、2021年2月と2022年3月の地震で崩落や変形などの被害が出ました。このため仙台市が10億円をかけ、現代の工法で石垣を補強しながら石を元の順番に積み直す作業を進めています。

仙台市教育委員会の担当者:
「横に引っ張られた時もこういう風にしました。このように移動を制御することでできるだけ築石に荷重をかけない」

参加者は、市教委の担当者の話を聞きながら、石垣の修復について理解を深めていました。
参加者:
「普通のビル工事と違って石垣は特殊なので(時間がかかるのは)しょうがないかなと思う」

仙台市では、今年度末の工事完了を目指しています。