ケネディ氏は陰謀論に染まった人物…極端な政策をとるおそれも

日比キャスター:
ここまでのアメリカ大統領選をどのように見られましたか?

明海大学 小谷哲男教授:
アメリカにとっても、あるいは日本を含めた国際社会にとってもあまり良い人事とは言えないと思います。トランプ氏の言いなりになるような人たちであり、アメリカのごく一部の人たちのためだけに働く政府になるのではないかと危惧します。

日比キャスター:
ロバート・ケネディ・ジュニア氏はどのような人物なのでしょうか。

小谷教授:
ケネディ大統領の甥であり、元々環境弁護士、環境活動家ですが、その環境活動をする中でだんだんと陰謀論に染まっていった人物です。特にCIAがアメリカのメディアを捜査し、アメリカにとって良くない事実を流しているという陰謀論に染まってしまった人物ですね。

日比キャスター:
そんな人物が公衆衛生部門のトップですから、混乱は避けられないのではないでしょうか。

小谷教授:
とりわけ反ワクチンで知られていますので、ワクチン開発のための補助金を減らす、場合によっては国民がワクチン接種をすることを禁じるなど極端な政策をとるかもしれません