松本市では、2025年1月から3月にかけてイトーヨーカドーや松本パルコなどの大型店が相次いで閉店します。
これに伴う離職者が200人以上に上る見通しであることから緊急の雇用対策会議が開かれました。
ハローワーク松本が15日に開いた会議には、近隣の自治体や商工団体の担当者など35人が出席。
冒頭、池上仁(いけがみ・まさし)所長が「まとまった離職者の発生で雇用の受け皿を拡大する必要があり、円滑な再就職支援を進めたい」と述べました。
松本市では2025年1月に、イトーヨーカドー南松本店が、2月には松本パルコが、そして3月には井上本店がそれぞれ閉店します。
これに伴い3店舗で直接雇用とテナントの従業員あわせて210人ほどが離職する見通しです。
ただ、離職者の数を確認できていないテナントもあり人数は今後増える見込みです。
会議では、離職者が職業訓練を受ける場合、受講料を原則無料にすることや、希望者を早期に雇い入れ、離職前の会社よりも賃金を5%以上アップする事業所に助成金を支給するといった支援策を確認しました。
松本公共職業安定所 池上仁所長:
「このところ、こういったまとまった離職者が同時に発生することがなかったということは事実であります。ただ我々としてはやはり、何人の方が離職されたとしても全員の方に寄り添った支援をしていこうと」
ハローワーク松本では再就職の支援策として1月に安曇野市、3月に松本市でそれぞれ地元企業数十社が参加しての大規模な面接相談会を行うとしています。
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