水分など余分なものだけを燃やし、質の良い木炭にするには、窯の温度管理などに技術と経験が必要です。

原木は、火入れから5日間焼かれた後に5日間の冷却を経て、高い質が売りの『魚沼木炭』へと生まれ変わります。

木炭を割った時に聞こえる金属を叩いたような“軽い音”は、余計なものが抜けた良質な木炭の証です。

【中川製炭 代表 中川宏さん】
「黒炭は、火の粉が跳ねない。パチンというのがほぼないです」
「火力と火持ちも、海外産に比べれば当然、高いです」

炭には黒色の「黒炭」と白色の「白炭」とがあるそうですが、中川さんが現在作っているのは黒炭のみ。中川さんの炭は、炭火焼料理店はもちろんのこと、茶道の関係者などからも人気です。お湯を沸かす際に火持ちが良いんだそうです。