活気があったころの祭りを思い出して
佐藤さんは、自然豊かな森に囲まれて小さな畑を耕しながら、静かに暮らしています。24年前の佐藤さんが、当時取材した映像がtbcのライブラリーに残っていました。当時は、福島で働いていて休日に帰省していました。

佐藤富世司さん:
「やっぱりのんびりしていられるよね。こっちに来れば」
退職後、ついの住みかとして選んだのはふるさと・稲子。かつては100人以上が暮らし活気がありました。集落の山頂にある神社では、毎年7月15日に祭りが行われて、住民らは地区の安全などを願い餅などを奉納していました。
祭りが行われていた7月15日。
佐藤富世司さん:
「昔からやっていたことはやってないと罰があたる。そうしないと身体を悪くしたりする。そういう時に餅をついたりしないと神様を守ってないことになる」

稲子は雪深い集落。佐藤さんは冬支度を始めました。