倉敷、広島、西成...母親は情報提供を呼びかける

母親は、目撃情報のあった場所でチラシを配り、情報提供を呼びかけてきました。

「広島市内の商店街とか、大阪の西成の方もチラシをもって、炊き出しをされてるようなところにも」

倉敷警察署に全国から寄せられた目撃情報は先週7日までに184件。しかし、この1年は26件にとどまっています。

「『自分から帰って来てくれないかな』というのがあって、家の周りを見て回ったりとか、毎日しているんですけど」

3月で17歳になる恭暉さん。母親は息子の元気な姿を思い描いています。

(母親)
「普通に大学生や大人に見られてもおかしくないですし、頑張って一人で働いてるんじゃないかなと。例えば住み込みで働かせてもらうところとか」

「ふと周りにこういう似た子がいないかなとか、職場だったり、ご飯食べに行ったり、行動範囲の中で恭暉に似たような子がいたら連絡をいただければなと思います」

行方不明になる前の、恭暉さんの姿を映したスマートフォンの動画が残っています。

梶谷恭暉さんは当時、身長1メートル70センチくらいの中肉で色白、優しい心を持った少年だといいます。

(スマートフォンに残された恭暉さんの動画)
「おばあちゃん、元気にしていますか。梶谷恭暉です。僕は元気です。宿題とか、けっこうやらないといけないことが多いけど、日々、がんばっています。そちらもがんばってください」

どうか健康に過ごしていて欲しい・・・母親は一刻も早い息子との再会を祈り続けています。

【スタジオ】
情報提供は、倉敷警察署生活安全課(086ー426ー0110)までお願いします。

母親は、恭暉さんは
「本が好きでよく図書館に行っていた」
「家ではボカロを聞いたり、友達と通信してゲームをするような親しみやすく純粋な子」
「もしこの放送を見ていたら、連絡をしてほしい」とも話していました。

恭暉さんの母親は、来週19日火曜日も、JR岡山駅で倉敷警察署の署員らとともにチラシを配り情報提供を呼びかけることにしています。