運命の投票日 首都では抗議デモの暴徒化を警戒
そして迎えた投票日。

村瀬キャスター
「選挙当日になりました。ワシントン市内は板を打ち付けている店が目立つようになりました。選挙結果に不満を持つ人たちが抗議デモなどで暴徒化することを警戒して、防御策を施しているんですね」

前回の大統領選では、敗れたトランプ氏が選挙結果を受け入れようとせず、抗議デモを開催。暴徒化した支持者が、議会議事堂を襲撃。死者が出る事態に発展した。
トランプ氏が負ければ再び混乱が予想される中、首都ワシントンには緊張が走っていた。
村瀬キャスター
「これは選挙のために?」

作業員
「選挙のためだよ。ここ一帯で板を貼る作業をするんだ。そのために窓の寸法を測っている」
投票日、大学で授業を受けていたエリノアさんを訪ねた。
ジョージタウン大学・民主党員学生会の広報部長として選挙活動に参加してきたが、緊張と期待が入り混じる感情を抱いていた。

エリノアさん
「この日のために去年から活動してきました。多くの時間を費やし、個別訪問をし、遅くまでたくさん電話をしました。今は、何が起こるかとても楽しみです」
ーーガラスの天井が破られるのをみたいですか?
「ハリスが勝利することで、大統領のガラスの天井を破ると信じています」
エリノアさんは前のトランプ政権時代、女性蔑視の風潮が広がり、とても怖かったという。

エリノアさん
「トランプは女性を軽視していました。LGBTQの権利を尊重せず、人種的憎悪をうちに秘め、考えが表面化したのを何度も目撃しました。リーダーがこのような憎悪に満ちた考えを持つことが、どれほど深刻なことかわかりました」