宮崎県は、新型コロナの感染状況に応じて発令している「医療非常事態宣言」について、今月21日で終了する方針を明らかにしました。
また、16日、県内では、新たに819人の感染と患者1人の死亡が発表されました。

河野知事は、16日の会見で「医療非常事態宣言」を今月21日に終了し、22日からは、「医療緊急警報」へ引き下げる方針を示しました。
理由については、新規感染者数が減少傾向であるほか、病床使用率が低下していることなどをあげています。
(宮崎県 河野俊嗣知事)
「このまま新規感染者数の減少傾向が続けば、医療に対する圧迫度もより低減されるのではないかという見込みを踏まえて、この3連休の状況も見極める必要があるが、21日までで引き下げるということを考えている」
「医療緊急警報」への引き下げは、今月21日に開かれる対策本部会議で正式に決定されます。
続いて、16日の感染状況です。
新規感染者は819人で、居住地別では、宮崎市279人、都城市184人などとなっています。

新規感染者数は、前の週の同じ曜日を23日連続で下回りました。
また、新たに基礎疾患のある70代の患者1人が亡くなったということです。

15日の時点で県内のコロナ病床に入院しているのは119人で、重症者は4人、病床使用率は31.2%となっています。