近藤志保 気象予報士
「続いて、石油ストーブでどういった事故が起こるか、再現をしていただきます」
広島市消防局予防課調査係 伊豆野優 さん
「まず見ていただきたいのが、しっかり使われている石油ストーブの底の板です」
青山高治 キャスター
「わかります。うち、石油ストーブ使うんですけど、ほこりが溜まるんですよね」
中根夕希 キャスター
「掃除しようにもしにくい場所ですもんね」
近藤志保 気象予報士
「石油ストーブの本体の下は、本来ならば空気の通り道になっているんですが、ほこりがこのように溜まってしまいますと、ふさいでしまうんです。ふさがれた場合どうなるかっていう実験をしていただきます。ガラスの板がありますが、これがほだと思ってください。これで下をふさぐとどうなるか…」
【火柱が立つ】

広島市消防局予防課調査係 伊豆野優 さん
「これが不完全燃焼と呼ばれる燃え方です」
近藤志保 気象予報士
「下をふさいでいる状態ですが、ここから何らかの形でほこりがなくなって、空気の通り道ができたときどうなるかを再現していただきます」
【さらに燃え上がる】
広島市消防局予防課調査係 伊豆野優 さん
「このように吹き返しという現象が起こります」
近藤志保 気象予報士
「石油暖房器具の場合、このほかにも、機器と周辺のものとの距離が十分かどうか、そして給油口の蓋が閉まっているか、漏れがないか、 昨シーズンの灯油を使用していないかなども確認が必要です」

青山高治 キャスター
「いろんなことに注意しないといけないですね。あと、ほかにも実際に起きがちな火災の原因っていうのはあるんですか」
広島市消防局予防課調査係 川口健太朗 さん
「 ストーブの上に洗濯物を干しているっていうことがよくあって、暖かいのでどうしても干したくなるんですけれど、乾いていくとどんどん軽くなって、落ちてしまって、それが出火の原因になるということがあります」
青山高治 キャスター
「それもすごく考えられそうですもんね。気を付けないといけないですね」
近藤志保 気象予報士
「立冬で、暦の上でも冬がやってきます。安全に準備して過ごしましょう」