敦子被告を頂点とする「異常な関係性」のグループ
直哉被告はどうして隆一さんの殺害に至ったのか。検察は、敦子被告に依存・服従する「異常な関係性」のグループが存在していて、直哉被告も敦子被告の「支配下」にあったと指摘した。

「異常な関係性」のグループの始まりは2008年頃。敦子被告は、パチスロ店で知り合った直哉被告の実母に因縁をつけ、売春を強要し実母から金を巻き上げていた。直哉被告はその過程で敦子被告の「支配下」に取り込まれたのだという。
敦子被告はその後、直哉被告の実兄である隆一さんの長男と結婚するが、長男とも次男の直哉被告とも肉体関係があった。