投票日前日、とあるグループホームの風景
衆議院選挙投票日の前日、11月26日。
東京・品川区内にある、知的障害がある人が暮らすグループホーム「わいわいてい」では、入居者が期日前投票に行く準備が行われていました。


「わいわいてい」の共有スペースであるリビングルームの机の上には、アクリル板に紙を貼って立てて三方を囲み、中に、立候補者の顔写真と名前、比例の政党名などを書いた紙が椅子の前に用意されていました。
これは、事前に自分が選んだ候補者をメモに書いておくためのものです。
候補者の数が多いと、投票所で、自分が選んだ名前を書き写しているうちに、どの名前かわからなくなり、書けなかったことがあるということで、こういう方法を使って投票する入居者がいます。
「わいわいてい」のスタッフが「きょうは衆議院選挙です。自分たちの生活を良くしてくれる人を選びます。選挙行きますか?」と一人ひとり、投票に行く意志を確認します。
そして、一人の入居者がアクリル板の囲いの中で、誰にも見えないように、選んだ候補者の名前を紙にメモしました。紙は半分に折り、封筒に入れて、投票所に持っていきます。
このあと、近くの期日前投票所に行き、封筒からメモを取りだして見ながら、自分で投票用紙に書いて、投票しました。

