路上でも違う “3両編成” ならではの運転

そして指導役の許可が出たら、いざ路上研修へ。しかし、ここでも従来の車両との違いが。

その一つが停止位置です。
3両編成の新型車両は2両編成と比べて、車体が3メートルほど長いため、通常の停止線で止まると電停からはみ出てしまう場合があります。そのため、専用の停止線に合わせて止めなければなりません。

また、交差点では、通行中に信号が変わらないよう注意する必要があります。

約2時間の初研修を終えた運転士は…。

赤野監督「いままでのと全然違う車両だから、ちょっと緊張しますね。営業運転が始まるまでに不安を解消するようにします」

11月下旬からの本格運行に向け、運転技術に磨きをかけます。

熊本市交通局 運行管理課電車営業所 中山田智行副所長「最初は皆さんぎこちない感じだったのですが、帰ってくるころには上手で。とにかく安全第一で信号を確実に守って頑張っております。運転士も一生懸命覚えておりますので、ぜひご利用お願いします」