被災地の空き地を利用した取り組みです。
東日本大震災の復興事業で整備されたものの、活用されていない土地を使ってブルーベリーを栽培する実験農園が岩手県大槌町に整備されました。

5日は大槌町でブルーベリーの苗を植える植栽式が行われ、おおつちこども園の園児がティフブルーやクーパーなど6品種の苗24本をポットに植えました。
大槌町は町方地区と呼ばれる中心部に、復興事業で整備されたおよそ30万平方メートルの土地のうち、およそ5万平方メートルが活用されていません。

そこで町は未利用地の活用策のアイデアを検討した際に、観光資源としても活用できるブルーベリー農園に着目し、復興庁の事業を活用して栽培に取り組みます。
ブルーベリー農園は未活用の土地を含む町内5か所に設けられ、地元の建設事業者などで作る協同組合が60本の苗を実験的に栽培します。

町では今後2年間かけてブルーベリー観光農園としての事業展開を目指します。