調査員
「なぜ緑のそばが釧路全域に広まった?」

 釧路そば商組合(城山東家) 石丸達郎組合長
「竹老園が緑のそばを普及したので、みんなが『緑のそばでなければ、そばでない』という意識が高まり、緑色のそばが多くなった」

竹老園は、釧路そばの老舗として多くの弟子が修業し独立。

その弟子たちが、緑そばの伝統を受け継ぎ、やがて”釧路のそば”といえば緑色になったのです。

そして2024年3月、”釧路のそば”は、文化庁の100年続く食文化「100年フード」に認定されました。

その登録された”釧路のそば”は、緑のそばだけではありません。

竹老園では、つなぎに卵を使った「蘭切りそば」や「そば寿司」なども提供。

さらに城山東家では、真っ白な更科そばを提供しています。

釧路そば商組合(城山東家) 石丸達郎組合長
「先代が、『もうクロレラを入れなくてもいいかな』と、更科そば一本でいこうと始めました」

城山東家では、伝統的なそばにこだわり、そばの風味を最大限生かすため、あえてクロレラを入れずに、白い更科にこだわっているといいます。

釧路そば商組合(城山東家) 石丸達郎組合長
「釧路は北海道でも有数のそば処です。皆さん楽しんで食べに来てくれれば嬉しい」

調査結果です。

 釧路のそばが緑色なのは、お客様に1年中、新そばの気分を味わってもらうために、クロレラを入れているから!でした。
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