「無党派層の取り込みが鍵」 勝敗を分ける7つの州

今回の選挙では、勝敗を分ける7つの激戦州があります。
【勝敗を分ける7つの激戦州】
・ウィスコンシン州 10人
・ミシガン州 15人
・ペンシルベニア州 19人
・ノースカロライナ州 16人
・ジョージア州 16人
・アリゾナ州 11人
・ネバダ州 6人
それぞれ6人から19人の選挙人が振り分けられている州です。
上智大学の前嶋和弘教授は「全ての州でほぼ同点で、全く互角。無党派層の取り込みが鍵になる」と指摘しています。
日比麻音子キャスター:
激戦州以外でも、期日前投票の状況を見ると、ほぼ互角です。この激戦州においても、ほぼ同点。「無党派層の取り込みが鍵」とは、どういうことでしょうか。
上智大学 前嶋和弘 教授:
7つの州以外はほぼ決まっているわけです。中には割れていて決めかねているところもあります。
激戦州は民主党支持者と共和党支持者がバランスよくいるので、そこの中でまだ決めかねている無党派の中の「ちょっと民主党寄り」や「ちょっと共和党寄り」の人たちを、いかに取るかです。
そのために、ポピュリスト的なことで少し脅したり、あるいは選挙の最後には少し誇張したりといったことがありますが、今年は特にそれが見えます。
日比キャスター:
戦いがより激しくなっていますが、ここまでの接戦は過去にあったんでしょうか。
上智大学 前嶋和弘 教授:
ほぼ記憶にないんですよね。世論調査がしっかりしてきたのは1980年代以降です。
あえて言えば2000年のときは、ほぼ同点で、フロリダ州で再集計して537票で決まりました。今年もかなり似たような感じの動きになっていて、最後の最後までわからないです。