馬場代表を直撃取材 自民に対しては「同じ手は食いません」

 では、渦中の馬場代表の本音はどうなのか?今回、単独インタビューすることができました。

 まず、今回の選挙結果の受け止めについて聞くと…

 「議席数が減ったということは“負け”と言えると思います。これはわれわれ執行部の努力不足だと思いますね」

 Q馬場代表の辞任を求める声については?
 「責任は十分感じていますから、しかるべきときにしかるべき判断をします。何でもいいから辞めたらいいというものでは私はないと思います」

 Q橋下徹氏からも厳しい言葉を投げられていますね?
 「橋下さんが生んだ政党が維新の会ですから、自分が生んだ子どもに厳しくするのは当たり前だと思いますから、おっしゃっていることは全て受け止めて自分の中で咀嚼はしています」

 議席を減らしたとはいえ、国民民主党とともに政権の今後を左右しうる存在の日本維新の会。

 Q立憲民主党との「総理指名」をめぐる会談については?
 「ただ単なる数合わせというのはこれまでも否定してきているわけですから、きちっとそこに至るまでのことを協議しないと無理ですよと(伝えた)」

 Q現時点で総理指名選挙で「立憲・野田代表」と書くことは?
 「可能性は薄いですね」

 一方、自民党をめぐっては今年、旧文通費をめぐり党首会談で合意文書を交わすも反故にされ、実現に至らなかった苦い経験があります。

 「(自民党からは)全くわれわれの方に連絡もありません。国民民主党さんと協議をするということですから、それはご自由にしていただいたらいいと思いますが。ただ自民党はやっぱり狡猾ですから、そんなに簡単に野党側の声を聞く政党ではありませんから、聞いているふりはしますけど、それをどうやって押し倒していけるかというのが、これからうちの党を含めた野党側が考えていくことになると思います。同じ手は食いませんよと」