究極のスキマ活用は「ポート」

同じく住宅街のスキマに今、もっとも多いのが、電動キックボードや電動アシスト自転車シェアサービスの「ポート」。
西浦さんは「究極のスキマ活用」と話します。

例えば都内に4700か所以上のポートがある『LUUP』では、自動販売機2台分(約1.2㎡)のスキマがあれば個人宅でも契約OK。初期投資も、維持費もゼロ。使わないスキマを貸すだけで収入になります。
申し込みは無料ですが、設置の可否や金額は場所によって違うため、査定前には公表されません。

都内に約2700か所のポートを持つ『ハローサイクリング』でも、わずか1.5畳分のスキマを2台分のポートとして利用できます。

アパートやマンションのちょっとしたスキマにも設置できるポート。ポートがあると物件の人気が上がり、家賃や売値も上がるそうですが、借りて住んでいる人にもメリットがあるようです。

西浦さん:
「空きスペースを、こういう風に活用したらと家主に提案することで、家賃が下がる可能性もあるし、分譲マンションであれば管理費が安くなるかもしれない」

実際に集合住宅のスキマ利用で、得をしたという住民もいました。

70代女性:
空いている駐車場をカーシェアのスペースにして、その売り上げで住んでいる人の駐車場料金を下げてくれた」

駐車場ピンポイント貸しで「1日2万円」

みなさんの自宅や実家の「駐車場」も、お金になります。

西浦さん:
「車がなくて空いている駐車場を、コインパーキング代わりに一般の人が使うんです。普通の住宅街の中でも、小学校の運動会や入学・卒業式など、駐車のニーズはすごくたくさんある」

さほど交通量がなくても、お金になりやすいのが駐車場の“ピンポイント貸し”です。
近所に学校があれば、イベントのある1日だけ貸して副収入をゲット!街の一大イベントの時は、「高額チャンス」です。

西浦さん:
「例えば、新潟・長岡の花火大会。一般のお家の駐車場が1日1万~2万円でバンバン予約が入る」

さらに最近は、車1台分のスキマに「お米の精米機」を置く人も!
ふるさと納税など、玄米を大量に買う人が増え「コイン精米機」の需要が増加。初期投資はかかりますが、金額は自由に設定でき、個人宅での設置も増えているといいます。