奥入瀬渓流が最も華やぐ秋 錦に染まる渓流の紅葉をご案内

今泉清保アナウンサー
「いま、朝の7時半を過ぎたところです。十和田湖の『子ノ口(ねのくち)』にやってきました。いい天気ですね。雲一つない青空、そして向こうの木があちらこちら色づいていてきれいです。今日は子ノ口から奥入瀬渓流を下りながら、いまの紅葉の状況を見ていこうと思います。奥入瀬の紅葉を見るのは3年ぶりかな。楽しみです。行きましょう」

最初は、『銚子大滝』です。
今泉清保アナウンサー
「渓流の本流にかかる唯一の滝です。水しぶき以外に白くモヤモヤっと見えるのは『蒸気霧』です。空気が冷たくて川の水温がやや温かい日に見える現象です。手がかじかむくらい寒かったのですが、幻想的でした」


次は、『九段の滝』です。
今泉清保アナウンサー
「本当に9段あるわけではありませんが、段々を流れてくるような滝ということで『九段の滝』という名前がついていますね。落差が15メートルあります。こちらの紅葉もきれいで、遠くから見ると、手前の緑とのコントラストもいいんですよ」


続いては、『白糸の滝』です。
今泉清保アナウンサー
「絹の糸のような細い流れから『白糸の滝』という名前が付きました。落差が30メートルで高いです。夏場は木の葉が多くて葉に隠れてなかなか見えない滝ですが、紅葉の時期は葉が少なくなったからこそよく見える滝です。滝それぞれに表情が違うところが奥入瀬渓流のいいところだと思います」


次に紹介するのは、『雲井の滝』です。
今泉清保アナウンサー
「落差が20メートルで、こちらは水の量が豊富ですよね。上から落ちてきた滝の水が岩にあたって水しぶきが雲のように見えるということから『雲井の滝』というそうです。この滝は、近くに行って見られます。朝早かったのでそんなに人は多くありませんでしたが、それでも写真を撮っている方がいらっしゃいました」


そして、奥入瀬渓流の代名詞ともいうべき景勝地『阿修羅の流れ』です。
今泉清保アナウンサー
「奥入瀬渓流の代表的な景色ですよね。青森県内の銭湯の壁画はだいたいこれなんです。東京は富士山ですけど。だから私はこれを見ると、お風呂に入りたくなってしまいます」


奥入瀬渓流の紅葉を楽しんだところで、『阿修羅の流れ』の辺りから車で20分ほどのところにある『道の駅 奥入瀬』(愛称=奥入瀬ろまんパーク)へ向かいました。

紅葉を満喫したあとは、買い物タイム。どんな旬の食材やご当地グルメが待っているのか楽しみです。