白線の間隔を広げられる条件は
警察庁も、当初は全ての横断歩道を対象に間隔を広げられるようにする予定でしたが、視覚障害者の声を受けて、基本的には音が鳴る「音響信号機」や「エスコートゾーン」と呼ばれる誘導用のブロックがある横断歩道のみに限定することにしました。

この2つは、白線の間隔を広げるための「事実上の条件」になっていて、今回、白線が広げられた福島高校前の横断歩道にも、この2つは備えられています。
一方で、県警によりますと、音響信号機は県内に397か所、エスコートゾーンに至っては26か所しかありません。
メリットは大きいものの、導入できる場所はまだまだ限られていて、普及には課題が残るのが現状です。県警では、今回導入された横断歩道の利用者の声や状況を見て、今後、白線の間隔が広い横断歩道を県内で増やしていくか、検討するということです。