視覚障害者は「混乱してしまう」
白杖を使って、新しくなった横断歩道を渡る1人の生徒。県立視覚支援学校高等部の小野寺陽大(はると)さんです。
小野寺さんは生まれつき弱視で、普段横断歩道を渡るときは白杖で地面に触れた感覚を頼りにしています。ただ、白線の間隔が広がることで、横断歩道の場所が認識しづらくなってしまうことが不安だと話します。

県立視覚支援学校高等部・小野寺陽大さん(17)「白線と白線の間が広いので、止まってしまう。ここで横断歩道終わりなのかなって(思うから)、できれば今の幅のままの横断歩道も残してほしいと思う」
小野寺さんは、色々な白線の幅の横断歩道があると、視覚障害を持つ人は混乱してしまうと危惧していました。