▽考古学者・山崎真治氏
「この穴の中に寝ている人がいます」
小さな横穴のような場所、人ひとりが通れるような先に小部屋のような空間がありました。そこに、1体分の人骨が横たわっていたのです。

「不思議ですよね、この空間ですら結構奥なのに、そこのさらに狭い部屋の中に入っている」
横たわる人骨を前に、専門家たちのやり取りが続きますー
▽玉泉洞の洞くつ担当 大岡素平さん
「(遺体を)置いたあとに(上部の岩盤が)崩れた?」
▽考古学者・山崎真治氏
「そうなんでしょうか…」「もうちょっと(穴の入口が)広かった?」
▽玉泉洞の洞くつ担当 大岡素平さん
「もうちょっと広かったかも」
▽考古学者・山崎真治氏
「そう考えた方がいいですよね」「だけどこっちから崩れて埋まったんだとしたら、人骨もちょっとくらい埋まりそうですよね」
「あまり埋まっていないですよね。引っかかって止まっているのかもしれないけど…」
非常に狭い空間に古代人骨が横たわることになった状況に、推理をめぐらせます。